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IKUNAS10月企画展

秋、ごはんがおいしい季節。

先日、久しぶりに炊き込みごはんを炊いて
お茶碗を使おうと思ったら、
・・・ない!(普段朝はパン、昼はお弁当、夜はビールを飲むためお米は家であまり食べない・・・)

それもそのはず、春先にお茶碗を割ってしまったそのタイミングで
砥部に出張に行き、出会った「淡黄磁」という名のうつわに魅せられ、
淡黄磁のお茶碗を買うために、春から我慢していたのでした。


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淡黄磁という名の通り、真っ白ではなく淡い黄色の柔らかな光を放つそのうつわは
びっくりするくらい軽く、手の中にしっとりと収まります。
そもそも聞きなじみのない淡黄磁という砥部焼は、明治時代に始められたもので
元々のルーツは中国の宋の時代までさかのぼるといわれています。
砥部の土を使って作陶されているのですが、現在の砥部焼に見られる白磁ではなく
柔らかく淡い黄色味を帯びています。

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昭和の民芸ブームが起きた時も、柳宗悦や、濱田庄司なども砥部焼には淡黄磁があると非常に興味を持ち、
歌人、正岡子規も淡黄磁の詩を詠み、愛用したことで知られています。
それが、民芸ブームの終焉とともに、その複雑な工程や、手間の多さから一度歴史の中から消えてしまうのですが、
永立寺窯の西岡秀典氏によって平成の世に復刻されたのです。
手仕事のものはどれもそうですが、誰もが同じように作れたり、いつでも同じものを買い求めたり出来ないところが
「モノ」を大切にする気持ちも育ててくれます。
淡黄磁のうつわは、まさにそんな気持ちを思い起こさせてくれる唯一無二な「モノ」であり、「物語」があるのでは・・と思います。


その上品な佇まいに、ちょっと背伸びかしら・・・とも思うのですが
誰かに背中を押されたら、「使ってみたいな」と思うのも今の気持ち。
私は思い切ってまずはお茶碗と、湯呑を購入予定です。

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