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香川らしさを伝えるうちわ

丸亀うちわIKUNASギャラリーで取り扱う地元のいいものを、西日本放送『シアワセ気分』(毎週土曜日あさ9時25分放送)の「郷土の逸品」コーナーで紹介して頂いています。6月24日には、「丸亀うちわ」を取り上げて頂きました。

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うちわというと、今ではプラスチックのモノが街にあふれていますが、竹をつかい職人さんが手掛けたうちわは、ひと扇ぎしたときの涼も特別なんです。もちろん、その良さを知り、楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいますが、ぜひ改めて地元のいいものに注目して頂きたいです。

香川県の伝統的工芸品にも指定されている「丸亀うちわ」は、日本の三大うちわとしても知られています。江戸時代、こんぴら参りの土産物として始まり、地場産業に発展。今では全国シェアの9割を誇ります。竹から1本のうちわができるまでには47の工程があり、2~3週間もの時間がかかます。竹、木綿糸、和紙など自然の素材を使い、職人の手で1本1本作られる丸亀うちわは、手にしっくりと持ちやすく、やわらかい風を運んでくれます。いかに心地いい風を生み出すが、手間暇にはちゃんとわけがあるんです。 

 写真2 ☆


丸亀うちわは、しっかりと技術や伝統を受け継ぎながらも、現在のセンスを加えて新しいものへと進化しています。丸亀うちわ職人の兵頭恵子さんと高松市在住のイラストレーター、オビカカズミさんとのコラボレーションで生まれた「サヌキモノウチワ」もそのひとつです。竹ならではの温もり、小ぶりでかわいいサイズ、形も絵柄も遊び心がいっぱいで、扇いでも飾って絵になるので、贈りものとしても喜ばれています。

 写真③
☆イラストレーターのオビカカズミさん。美味しいものや猫の話などお会いすると話題が豊富でおしゃべりが楽しく、止まらなくなってしまいます
 

描かれているのは、虎の張り子や奉公さん、鯛、松など香川にちなんだイラストです。オビカさんは、讃岐の風景を優しいタッチで描く人気のイラストレーターさんで、最近オープンした、高松市のTSUTAYAサンシャイン通り店の内装も手掛けています。讃岐の日常を切り取ったイラストは、眺めるだけでも楽しくなります。
香川生まれ、香川育ちのオビカさん、きっと地元が大好きで仕方ないのだろうと思っていたら、実はずっと東京に憧れていたそうなんです。 「ずっと同じ地域に住んでいると、その場所の何が魅力なのか分からなくなる」よく言われることですが、オビカさんもまさにこのひとりだったとか。東京にこだわることをやめ、人生の流れが変わったのが、5年程まえ。
県外の友人に「高松っていいところだね」と言われたのをきっかけに、自分の足元に目線を向けてみようと思ったのだそうです。一番最初に描いたのが、源平合戦の古戦場としても知られる讃岐の名所「屋島」のイラストでした。

写真④
☆このイラストがその屋島を描いたイラスト。高松に住んでる人、訪れたことのある方は、このイラストを見て「あ!」と思うのではないでしょうか。


地元を意識しはじめてイラストが変わったといわれるように。
かつては門前払いだった東京の有名ギャラリ(イラストレーターの登竜門としても知られるらしい)でも、一発OK!
オビカさんの絵を取り扱ってくれるようになったそう。背伸びせずに、感じるままに自分流の色使いで描きあげる。ないものねだりから、今あるものを見つめ直すようになり、改めて地元の良さを感じる毎日だと言います。今では、色々な場所へ足を運び、話を聞くようになったそう。その土地に住む人と出会って感じたこと、その土地の空気感もイラストに込められたらとオビカさんはいいます。 讃岐の日常の風景を切り取り、オビカさんの感性で新たに発信する。そのイラストに県外の人だけでなく、地元の人も引き寄せられています。

写真⑤
☆瀬戸内海を行き来する小さな連絡船「めおん」は、オビカさんがうちわ用に描き上げたイラストです。

写真⑥


最初は自分のイラストがうちわになるとは想像もつかなかったといいますが、今では使い手の方が新たな価値観を生み出しているようです。お正月飾りに使われたり、海外の人が縁起物としてお土産にしたり。犬のうちわは安産祈願でもある「戌の日」の祝いにプレゼントする人もいるんだそうです。オビカさんのイラストが使い手の想像力や感性を刺激するのかもしれませんね。
「サヌキモノウチワ」は現在の生活に合ううちわという新しい風を巻き起こしています。

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☆これはうちわになる前のイラスト。ここから丸亀うちわの職人、兵頭恵子さんがうちわに仕上げていきます


サヌキモノウチワはIKUNAS WEB STOREでお求めいただけます。
IKUNAS WEB STORE →  

☆★☆オビカさんの作品を見たい!という皆さま、只今個展開催中です!!☆★☆

■9月4日まで  男木島図書館  
■7月1日~1月14日  小豆島 MeiPAM(メイパム)ギャラリー  

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藍染めの甕

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昔ながらの長屋、扉をくぐると奥から光がこぼれ風が吹き抜ける。吸い込まれるような不思議な魅力があるこの場所は、高松市で200年以上続く染物屋・大川原染色本舗です。
先日、藍染の甕を見せてもらうために伺ってきました。

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長屋の奥、中庭の土の中に大きな大谷焼きが3つ埋められていました。地中に埋められているのは、温度を一定保つため。暑すぎても、寒すぎても綺麗な青色がでないといいます。甕の中の微生物の力を借りて染め上げる藍染めは、甕を管理するのも一筋縄ではいきません。冬は甕近くに埋められた火壷に炭を入れて温度を保つのだそうです。藍は生きているので、調子がいいときもあれば、元気が無いときもあって、そんな時は、しばらくのあいだ休ませてあげるのだそうです。美しい藍色を出すためには、根気よく愛情を注がないといけないんですね。


甕の中の自然がつくりだす藍は、ちょっと変わっています。泡は青色に見えるけれど、液は茶色。染物を藍液につけ、それが空気に触れることではじめて藍色に変化していきます。つけては干すを繰り返し、いくつもの異なる青を表現していくのです。日本人は古来より、繊細な色の世界を見出し、「甕のぞき(染めはじめの薄い青)」「あさぎ」「はなだ」「かちいろ」など、それぞれの青に名前までつけ愛してきました。本当に日本人独特の感性だなぁと感じます。また、藍の華が浮かんだ甕からは、独特な発酵の香りがします。藍は、味噌や酒などと同じく、日本の伝統技術が生み出す発酵の文化でもあるんです。

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藍甕の傍に、深い紺色に染められた仕事半纏が干されていました。大工さんが棟上に着用するものなんだそうです。昔は、祭りや祝いの席で着用する正装にも藍が用いられたようです。冬は着物、夏は浴衣、仕事半纏や野良着など、士農工商身分を問わず日本の暮らしに彩りを添えてきたんですね。防虫効果もあり、からだを冷やさない特徴がある藍は、奥の人に重宝されてきたんですね。昔は町中が、藍を着る人で溢れていたそうです。この風景を見たイギリス人が「ジャパンブルー」と言ったとか。

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藍染といえば、阿波藍が名高く、徳島が一大産地でもありますが、大川原さんは、藍を育てるところから手掛けています。藍草を7月に刈り取り、乾燥させて「すくも」をつくり、藍を立て、布や糸を染め上げます。まさに昔ながらの本藍です。讃岐藍は、発色が良く鮮やかな青色を醸し出してくれるそうです。 

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こちらは明治時代の藍染の見本帳です。疎開の際に藍甕の下に隠しておいたもので高松空襲で建物は焼失したものの、この見本帳だけが戦火を免れ奇跡的に残されたそうです。
明治時代のものだというのに、藍で染められた生地は、虫もついておらず、今なお鮮やかな色を保っていました。織ではなく、染の技術で細やかな柄を表現したもので、現在でも粋に感じるデザインです。こんな美しい職人技が当たり前のように溢れていたとは、昔から日本人は良いものづくりへのこだわりを大切にしていたのだと感じました。
ここには、職人の想像力や技が大切に受け継がれ、残されていました。

5月19日~21日までサンメッセで開催されている『家具と漆器フェア』にて、大川原さんも手掛けられている「匙工藝」が展示されています。ぜひ一さじの上に表現された讃岐の手しごご覧になって下さい。

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藍染 × さぬきの織り物

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さぬきの国、松平のお殿様の時代に幕府への献上品として作られた「保多織」は、庶民はなかなか手にすることはできない上級品でした。
現在織元は高松市に一軒、機能性は変わらぬまま織糸もカラーが増え、反物だけでなく洋服や寝具などの現代の生活に愛用できるものも作られています。

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IKUNASは約7年前、この保多織をつかってキッチンで使えるものを作ることができないかと考えました。
女性ばかりの職場なので、自分たちがキッチンで使いたいもの、あったらうれしいものが条件でした。
保多織の吸水性と速乾性を生かすには「ふきん」しかない!とそこから試作が繰り返され、何度も改良し今の「保多織ふきん」が生まれました。現在はうれしいことに、たくさんの方に贈り物を中心にお使いいただいています。

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その保多織ふきんも、生まれて7年目。
ずっと使いたい、と思えるものであり続けるために、IKUNASスタッフの探求心は続いています。
今回数量限定で発売された「藍染の保多織ふきん」は、機能性をもちあわせた保多織に、抗菌性や消臭効果がある「天然藍」で丁寧に手染めで仕上げ、完成しました。
彩り豊かな現代の生活の中に、深みのある美しい青。
ふきんにするにはもったいない、ではなく、毎日使うものだからこそ使ってよかったと思えるものを積極的に生活に取り入れていただきたいです。

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染めの段階色を帯びにいれました。贈り物にも喜ばれています。

IKUNASギャラリーでは実際に手にとっていただくことができます。
また同ギャラリーでは、5月27日~6月11日まで「藍の手まり展」がはじまります。
藍染の糸でかがるグラデーションが美しい讃岐の手まりは、青と白をお互い引き立たせ、眺めているだけで引き込まれる魅力があります。
手まりだけでなく、藍染めの品も並びます。ぜひ、ご来店お待ちしております。

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漆のはなし。

最新号「IKUNAS vol.5 - いま、気になるもの。-」は、香川漆芸のすべてを編集部総力取材。
美術品から日常使いの品まで、香川漆芸の歴史やこれからのことなどをIKUNASの視点で紹介しています。

表紙データ


同時、IKUNASギャラリーでは、本誌内で紹介している漆器を、実際に手にとることができます。
漆器は、取り扱いが難しいとかハレの日に使うもの、という固定概念がありがちですが、
実際そんなことはないのです。
私の祖母は昔、香川漆芸の職人だったので、家では当たり前のように漆器を使っていました。
バラ寿司を作るときには漆の寿司桶を使い、食卓には汁椀や箸が並んでいました。
小さい頃は、それが漆とは分かっていなかったのですが、家族と長く使っていく中で
愛着が湧いてきて、それを今も手にするたびにあのころの食卓を懐かしく思い出すことができます。

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漆の使い道はこれ、といった決まりはありません。
たとえば、漆のめし椀またはフリーボウルでごはんを食べると、ふっくら白いごはんがいつもよりおいしく感じられ、保温効果もあるので温かい状態を長く保つことができます。

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また、小さい盆を菓子皿として、季節のお菓子を並べてお茶の時間を楽しむこともできます。

箱に入ったまま使うタイミングを逃している漆器があれば、ぜひ出して家族と日常で使ってみてください。
美しく経年変化していく漆器は、食卓の楽しい思い出として共に残るはずです。


IKUNASギャラリーでは、はじめて漆を使ってみようと思う方へご希望を伺いながらスタッフが相談に乗っています。

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IKUNAS WEB SITE では、「EVERYDAY KAGAWA SHIKKI」特集を行っています。
香川漆器の魅力、使い方のススメなど、掲載しています。

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LINK先は、こちらをクリックするとサイトへ入れます。

掲載商品のお問い合わせなどは、電話またはメールでも受け付けております。
※ゴールデンウィーク中はお休みをいただいております。詳しくはこちらをご覧ください。






【IKUNAS Vol.5 制作裏話 ~STORY 3~】

特集「わざわざ行きたいパン屋さん」

なぜ今までIKUNASで取り上げなかったのだろう、と遅ればせながら企画した「パン」の特集。それほど女性にとっては興味津々のグルメではないでしょうか。

編集会議にかけると、出てくる出てくる“マイフェイバリット”なパン屋さん。そんな星の数ほどある(は言い過ぎですが)パン屋さんの情報を厳選して、今回は6軒を選びました。

パン屋さん取材の日。
取材に行くスタッフに「●●買ってきて!」のオーダーをする者もいれば、帰ってきた取材班を期待を込めたまなざしで見つめる者も。そして、数々のパンを試食して、ふわふわやもちもちに感動しながら、「おいしいにもいろんな種類がある」ことを実感しながら記事にまとめていきました。

ぱん_R


4/1に高松市西宝町のTSUTAYAさんで開催される、IKUNAS出版記念イベントでは、取材したパン屋さんや、パンに合うジャムやはちみつの試食販売もあります。
読んで食べて楽しめるイベントにも、ぜひお越しください!

IKUNAS 5号は、3月31日(金)発売です!


【IKUNAS vol.5 発売記念イベント in TSUTAYA西宝店】
4月1日 土曜日 13:00 - 16:00
TSUTAYA西宝店  香川県 高松市西宝町2丁目7-47

出店一覧
■天然酵母ぱん とことこ
■はなぱん
■aripan
■nakaBAKERY
■Boulangerie retro
■三宅青果<無添加ジャム>
■田渕養蜂場<はちみつ>
※販売は、なくなり次第終了
【購入特典】先着40名様
IKUNAS最新号をイベントの当日お求めくださった方に、パンやジャムなどのプレゼントクジがあります。※数に限りあり
プロフィール

IKUNASg

Author:IKUNASg
「IKUNAS」で流れる心地よい時間を日々お届けします。

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